審美歯科とは何ですか
某芸能人の話題から、一般に知られるようになった言葉ですが、
いったい何の事なのか。
歯だけが、すごーくきれいになって、非のうちどころのない、歯並びになったとしても、その歯が付いている顔の方の話になってしまうと、どうも一般的な歯の治療だけでなくて、美容整形との関連が出て来るようです。
事実、最近の美容整形外科では、ほとんどの医院で歯科を併設しています。
顔がまったく変わってしまえば、その人の人生が、変わってしまう位の影響があるでしょうが、歯だけに関して言えば、そこまでのことは、有り得るはづはないでしょう。
普通の歯科医であれば、その人にとってベストな歯の、見た目の状態には容易に出来ると思います。
口腔内の健康意識の高まりから、以前と比べると、歯の治療は痛みを取ることから、機能の回復がメインになってきており、機能の部分がOKになると、次は見た目がどうのこうのとなるのは不思議ではありません。そこで、審美歯科の登場となったわけです。
審美歯科の項目としては
    1、歯並びに関する事では、歯列矯正から見た場合と一般歯科から見た場合があります。
    2、歯の色に関する事に関しては、修復物の素材とその適応、ホワイトニング(漂白)などがあります。
その他にも、美容外科との関連間で考える場合やら、一般歯科の中でも、歯周治療(歯茎の治療)からの見方(歯茎も見た目に大きく影響します)などがあり、その他の細かい点も含めると、歯科の治療のほとんど全てと関連付ける事が出来ます。
だからと言って、審美歯科が特殊で非常に高度な内容であるかと言うとそうではなく、審美歯科を成り立たせるためのバックグラウンドになる、一般の歯科学が治療の成否に関わっています。
見た目が気になる患者さんは、審美歯科の広告を出している所に行く前に、近所のかかりつけの医院に、相談してください。ほとんどのケースで充分に対応できるはずです。
出来ないと言われたら、その言葉を信じて諦めるか、他を探すか、女性誌などに出ている美容歯科、審美歯科に問い合わせてみるか、医院を選ぶ権利は、患者さんにあるわけですから。
トップページ