とっても怖い歯周病&治療 

歯周病は、以前は歯槽膿漏と呼ばれていました。
以前の呼び方の方が、なんとなく、怖そうですよね。歯周病ならなんとなく、歯の周りの病気という感じですが、歯槽膿漏だと、何だか、歯の周りが腐って、膿んで、その膿みが漏れ出して、溶けていく・・・そんな感じですよね。この言葉は多くの場合、実態をよくあらわしています。

上の図の、左が健康なはぐきの状態で、右が歯周病が進行した状態です。歯周病が進行すると歯を支えている、周辺の組織が、無くなってしまいます。ただ無くなってしまって、最後に抜け落ちるだけなら未だ良いのですが(良くないか?)、其の過程で、ハグキから膿みがしょっちゅう出ている状態になり、かなり強烈な口臭がしたり、歯周病菌が、血流にのって細菌性心内膜炎を引き起こす事もあります。当然の事ながら、歯はグラグラして噛めなくなってきます。また、ハグキがボコンと腫れたりもします。
歯周病は、ほぼ口の中全体に渡って広がってくるので、歯周病が進行すると、沢山の歯を一気に、失う事になります。若い時は、虫歯が一本も無かった、なんていう人に限って、歯周病であっという間に、入れ歯になってしまう事がよくあるのは、歯周病とムシバの細菌の種類が違うからで、又それを引き起こす生活習慣、体質も異なるからです。
では、其の恐ろしい歯周病にならないようにするにはどうしたらよいのか。と言うよりは、進行しつつある歯周病を、どうやって食い止め、健康なハグキに戻すのか。
歯周病の治療は医院側でする事のほかに、患者さんのセルフケアが非常に大事で、むしろ、それで殆ど決まってしまうと言っても、過言ではありません。

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