抜歯した後
抜歯した後は、痛いのが当たり前。痛くなってきたら、我慢せずに、出された、痛み止めを飲みましょう。と言うよりは、ある程度の痛みは必ずあるので、麻酔がきれる少し前に、痛み止めを飲んでしまった方が利口です。麻酔がきれるのは抜歯後1時間位です。
抜歯した後の注意事項としては、
- お風呂に入らない事(抜いた歯によります、ほんとにチョコットした歯なら問題ないと思います。親知らずとかだと、止めたほうが無難でしょう)どうしても入りたいなら、軽くシャワー位にしてください。
- 激しい運動は避ける(当然だけど、普通そんな気にはなれませんよね)
- 食事は注意をする(麻酔がきれるまでの間は、知覚が麻痺しているため、食べ物で火傷をしたり、頬や舌を噛んだりし易いので注意してください。当然、味覚も麻痺しているので、美味しくはありません。しかし、麻酔がきれた後は、痛くて飯どころではないかも)
- お酒は飲まない事(出血しやすくなります)
- 抜いた場所付近をいじくらない事
- 強くうがいしないこと(親知らずの抜歯の所でも述べましたが、抜いた場所に溜まった血の塊が、順調な治癒の為のカギとなります。強くうがいすると、それが流れ落ちてしまったりします。また、固まりかけていた、血の塊が、壊れて、再度出血が始まる可能性があります。)
- 抜いた場所をチュウチュウ吸わないこと。(血がとまり難くなりますし、前出の血の塊が、取れてしまいかねません。)
血が止まらない時
歯を抜くということは、歯を歯槽骨という骨の中から、穿り出しているわけですから、抜いた後は骨が剥き出しになっているわけで、結局、骨にまで達する怪我をしたのと一緒の状態です。特に、しっかりした歯を抜いた場合は怪我も大きいわけで、血も、そう簡単にはとまりません。出血は、骨面からのものであり、これは、じわじわと暫く続きます。唾を吐くと血が混じっている状態が半日ぐらい続いても、異常ではありません。
しかし、じわじわでなく、じわーあるいはドクドク、ダラダラ(この辺のニュアンスは難しいのですが)出血する場合は、問題ですので、止血する必要があります。方法としては
- ガーゼ、脱脂綿、あるいはティッシュペーパーを丸めた物を、抜いた場所に置いてしっかり噛みます。最低30分間位は噛んでいてください。その間血が滲んできたら、噛んだまま、ペッペッと血と唾を出すのが良いでしょう。これは、圧迫止血と言う方法ですから、名の通り、強く噛んで、圧迫する事が肝心です。
- お茶のパックがあったら、それを噛むのも良いでしょう。お茶には止血効果があります。紅茶のパックでも同様です。
- 大事な事は、止まったかどうか、確かめようとして、すぐに噛んだ物を外して、見てばかりいると、固まりかけていた血液の塊が壊れて、また、出血が激しくなってしまいますので、一度噛んだら暫くは噛み続ける事です。
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